
なんかすごい目を引く本を買ってきたよ!

またジャケ買いのコロモーですか……

ジャケ買いはいつものことだけど、今日のジャケ買いはいつもと違うよ!

目を引いたのは「本が小さい」からなんだよね!

文庫本よりも小さいんですか?

そうだよ!

調べたら11.5*8.5cmらしい!

これは買わずにはいられなかったコロモーなんだ!

どれどれ、どんな本なんですか?

あ!「口に関するアンケート」じゃないですか!

実は、私も気になっていました……!

うおおおおお!!!

今日は「口に関するアンケート」の感想を綴っていくコロモ~!
霊園には「呪われた樹」があり、樹の下には幽霊が出るらしい。その霊園へ、肝試しに訪れた6人の大学生が、そのとき起きたことの証言を順番にしていく物語。最初は心霊体験が起きた話しをしていたはずが……?

なるほど……

よくある王道ホラー展開の“大学生の集団が心霊スポットに行く”って感じの内容ですか。

そうだよ!

でも、最後のどんでん返し!伏線回収がすごいんだ!

最初は「口に関するアンケート」って言うから、

口を集める殺人鬼かな~?

でも、口を集める is 何?って感じで読んでた。

読み始める前の浅はかなタイトルの考察とは裏腹に、王道展開で逆に期待を裏切られた!

捻くれた展開の物語をコロモーは熱望してた感じですね(笑)

確かにタイトル名は気になるし、その要素が一切出てこないと期待を裏切られる感じも分かります。

そうなんだよ~!

だからこそ、より最後の伏線回収が際立つと言うか、何と言うか……!

特に印象深かったシーンってありますか?

そうだね~……!

もちろん、最後の伏線回収部分は一番印象的なんだけど、

要所で必ず“蝉の鳴き声”が大きくなるんだ!

読み終えてからずっと蝉の声が頭から抜けません……

そんなに印象的なんですね(笑)

共感覚って言葉もある通り、何かを紐づけると記憶に定着しやすいそうです。

印象深いシーンに蝉の声を入れることで、より記憶に残りやすくしているのかもしれませんね。

著者・背筋先生の表現力には脱帽コロモー!

でも、思い出して怖くなるから辞めてほしさもあるカモ……

それともう一つ、シーンじゃないんだけど、

核心に迫る場面で、文字の色が赤と黒のグラデーションで変化していくのも表現として凄いな~って感じた!

なるほど。文章の外側、文字のデザインというところでの表現ですね。

本の小ささ、文字色の変化、アンケート……

ほかの書籍とは根から違うデザイン。

背筋先生の表現力もそうですが、編集者や印刷会社のマーケティング力にも脱帽ですね。

そ、そんなところまで……!

ここまで目を引く要素が多いと、話題になるのも納得・必然って感じもするね!

最後に伏線回収がある系の物語、醍醐味は読み返すことにあると思います。

コロモーは読み直してみましたか?

怖かったから、日を置いて読み直してみたよ!

ビビりですね(笑)

うるさいコロモー!!!😡

読み返してみて新しい発見とかはありましたか?

ネタバレになるから、あまり詳しいことは言えない!けど!

供述していた、っていう土台が崩される感じ?

根本から間違った捉え方をしていたんだ、って絶対なると思います!

物語の良さはもちろんなんだけど、

本は小さいし、ページ数も少ない!(60ページ)

夏に友達と集まって怪談話をするとき、

この本を紹介するのもアリだと思うコロモー!!!

短時間で読める分、読書が苦手な方でも読みやすい設計になっているのは良いですね。

友達と怪談会や夏の風物詩に持ってこいの物語だと思います!

夏をひんやりとさせてくれる、おすすめの1冊だ!!!
この記事のまとめ
- コンパクトサイズ
- サクッと読める短編ホラー
- 最後の伏線回収が凄い!
- 王道ホラーかと思いきや……
- セミの鳴き声
- 怪談に持ってこい!

以上、「口に関するアンケート」のコロモーの感想だったよ!

毎年毎年、記録的猛暑を記録している世の中。

たまにはホラーを読んで涼しんでみるのもどうですか……!?