
すご~くネガティブ!

情緒不安定なコロモーが現れた!

いや、なんか嫌なことがあった気がするんだけど……

それ以上にネガティブな人の言葉を読んでたら忘れちゃった!

触れがたいですね。

そんな訳で今回は「絶望名人カフカの人生論」を紹介するよ!
20世紀を代表する作家フランツ・カフカは、類を見ないほどネガティブな人間だった。この世のすべてに絶望する彼の言葉は、極端すぎて笑えてくる。辛いことや悲しいことがあっても、カフカはそれ以上に辛く悲しい。宇宙は広いように、共感できないからこそ元気を貰える。頭木弘樹先生が編訳した読みやすい一冊です。

この書籍は20世紀を代表する作家フランツ・カフカの作品や日記などから、

カフカのネガティブな一面を切り取って、頭木弘樹先生が編訳してくれた本なんだ!📚

外国の書物は翻訳なしでは読むハードルが段違いです。

やっぱり編訳して頂けるのはありがたいですね。

当たり前に感謝!

そうなんだよ~!

頭木弘樹先生の編訳はユーモアがあって、翻訳による表現の違和感とかも感じなかった!

翻訳者によって表現は変わってくるのは結構な大事ポイントですよね。

それで「ネガティブな一面を切り取った」ってどういうことですか?

頭木弘樹先生はカフカに興味を持って、彼の色んな書籍を読んだんだけど、

そこで気付いたのが、カフカは極端にネガティブな人間なんじゃないかってことだったんだ!
ひどく落ち込んでいる人でも、カフカがあまりにも極端に絶望的なので、「いや、自分はここまでは絶望していないんだけど」という気持ちになってくるでしょう。
カフカほど絶望できる人は、まずいないのではないかと思います。カフカは絶望名人なのです。誰よりも落ち込み、誰よりも弱音をはき、誰よりも前に進もうとしません。
しかし、だからこそ、私たちは彼の言葉に素直に耳を傾けることができます。成功者が上からものを言っているのではないのです。(「絶望名人カフカの人生論」12pより一部抜粋)

あまりにもネガティブすぎるから、読んでいる方は逆に元気を貰えそう!

そこから色んな文献を漁って、この本を書き始めたらしい!

読んでみると確かに、カフカは常に人生の底にいるような気分でいるんだよね。

だからタイトルの「絶望名人カフカ」と言う訳ですか(笑)

ネガティブな言葉一つ一つにもカフカの文才を感じられますし、

何より極端なほどのネガティブも一つの才能と認識できますね。

あんまり喋るとネタバレになりそうだから、

この書籍で印象的だったカフカの言葉を1つ紹介するね!

コロモーのおすすめはズバリ!

36個目の言葉「学校では劣等生と決めつけられた」だよー!😤

タイトルから大体分かってしまいますね(笑)

20世紀を代表する作家になったカフカ!

でも当時の世間からはもちろん、学校など周囲からも正当な評価はされていなかったんだ!

彼のネガティブによる行動力不足や、異様なまでのネガティブさを見ていると、

カフカが身近にいてたとして、私も正当に評価は出来ない気がします……

そうなんだよ~!

実際コロモーも出来ないと思う……😢

だからこそ、今カフカの作品が読める理由にもなっているカフカの親友マックス・ブロートにも大感謝だ!

ブロートはずっとカフカを評価していて、カフカの死後も作品の出版に尽力を尽くしてくれた方ですね。

彼がいなかったら世の中はカフカを知らないままだったかも知れません……!

カフカはネガティブなことばっかり語っているけど、

ブロートって親友が身近にいたことは最高に運命的だったと思う!✨

時代によって世界から受け取る評価は全然変わりますから、

評価されない時代を生きたカフカが、評価される時代まで語り継がれたことは奇跡に近いですね。

そう!

コロモーもそういうことが言いたかったんだ!

ここまで読んでいて思うことはやっぱり……

誰に見せるわけでもない、死ぬ間際には「燃やしてくれ」と頼んだ日記や手紙からでも、

カフカは作家としての文才を感じるんだよね!

言葉選びや比喩表現は、時代の違いだけでは片付けられないほどの表現力でしたね。

この書籍は彼のネガティブをまとめているけど、

カフカが一番に評価されているのは短編の「変身」という作品なんだ!

コロモーはまだ読んだことがないんだけど、

この本を通してカフカを深く知れてから、彼の作品にも興味が湧いてきたコロモーだ!🍤

作家さんの魅力って日常の書き物にも現れますよね。

物語性やキャラクターの魅力だけじゃなく、

文章のリズムが自分に合っていれば読みやすいし世界観に入り込みやすい気がします。
この記事のまとめ
- 極端にネガティブなカフカ
- ネガティブに励まされます!
- カフカにありがとう!
- 評価は時代によって変わる
- 手紙や日記からも文才を感じる
- ブロートにもありがとう!

まとめの時間だ!

ここまで「絶望名人カフカの人生論」の感想でした。

ネガティブすぎて逆に励まされる1冊、おすすめだー!!!🔥

人生に必要なこをユーモアを交えて教えてくれる、そんな本です。

自分より下を見て安心するのも時には有効!

極度のネガティブ、一度摂取してみてはいかがコロモー!?