
デデンッ!

Q. 伊坂幸太郎先生を知っていますか!?

なんですかいきなり……

もちろん知っていますよ。

「重力ピエロ」や「ゴールデンスランバー」など、秀逸な作品を数々執筆されている人気作家ですね。

く、詳しい……!

く、悔しい……!

おやじギャグみたいなしょうもない韻を踏むの辞めてください。

伊坂先生の作品は好きで定期的に読んでますね。

でも……?

でも、何ですか?

伊坂先生の内面は~……?

ここまで癪な聞き方をできるのもまた才能ですね。

作品は知ってますが、伊坂先生の性格的なのは知らないですね。

なんと、コロモーは知っています!

また1つ、勝ちを重ねてしまった……!

うわー、マウント。

きっと伊坂先生については私の方が知っているはずなのに……!

“無知”なエビフライ君のためにも!

今日は伊坂先生を知れる作品「仙台ぐらし」を紹介するよ~!!!

ぐぬぬ……!
人気作家・伊坂幸太郎先生の仙台で暮らす様子を綴ったエッセイ集。仙台はオマケ程度に、彼の心配性すぎる性格と、町や人々の「〇〇すぎる」体験が交差する。何気ない日常を面白いに変えられる文章力。後半は震災のことにも語られ、1冊で2度美味しい作品です。

「仙台ぐらし」の最大の魅力は、伊坂先生の内面を本人の文章で感じられることだよ!

そりゃエッセイですからね。

大体は本人が書いてますとも。

さっき下手にマウントを取ったせいで当たりが強いコロモ⁻😢

自業自得ですからね!

このエッセイ集は2005~2012年に雑誌で掲載されていたのが中心になっているよ!

仙台住みならでは(?)の震災を経験した話しや、それを基にした短編も収録されてるんだ!

内容は盛沢山って感じですね。

ところがどっこい!

1エッセイ20ページくらいなので、短時間で気軽に読めるのだ!

伊坂さんの文章力も相まって、その出来事以上の面白さもあると思う!

仙台とは名ばかりでオマケ程度にしか登場しないけど……

コロモーはジャケ買いならぬ、タイトル買いしてましたよね。

仙台って部分に釣られたんじゃないですか?

まさにその通りコロモー!

宮城県産コロモーの一本釣りだ!!!

だけど、忘れた頃にやってくる仙台要素が堪らない!

それに仙台(宮城)について触れられなくても十分面白いからセーフだと思うけどね!

「住んでるよ」くらいの、軽い気持ちで受け取って読むのが丁度良いかもしれないですね。

内容としては「小説家の1日」みたいなのが殆どなんだけど……

人気作家の人気作家たる所以である文章力も相まって、

起きた出来事以上に楽しませてくれる面白さがあるコロモー!!!

フィクションも織り交ぜながら書いていたそうですが、

現実と創造の境界が見えず、プロの作家の所業を思い知った次第です。

テンポ感だったりオチの付け方が、どこかクセになるんだよね……!

繰り返しになるけど、震災についてもキッチリ語られているんだ!

宮城県に住んでいるからこそ、当事者としての心境とかもリアルに感じられるよ!

実際、宮城県民のコロモーも気持ち的に共感するところは多かった!

災害は当事者にしか分からない気持ちの変化もありますからね。

著名な作家が震災の経験を語ってくれるのは有難すぎますね……!

前半はオモシロエッセイ!後半は震災についてのエッセイや短編!

って感じの構成で、

伊坂先生のオモシロを感じられつつ、震災についても知れる2度美味しい書籍だ!

伊坂先生の作品では、エビフライは短編集が好きなのですが、

それに近しい感覚で読めるのもポイント高いですね。

エッセイなんだけど、どこか伊坂先生の作品を感じるような……

そんな雰囲気もあるのがこのエッセイの魅力だ!!!

掲載されている最初のエッセイ「タクシーが多すぎる」から、アクセル全開で一気に引き込まれました!

あのエッセイがエビフライは一番のお気に入りです。

タクシーの運転手さんから話しを聞くエッセイだね!

そうです!

エッセイだと定番ネタとも言えますが、

自分の心情を交えつつ面白おかしく書けるのは、伊坂先生の唯一無二を感じましたね。

コロモーはどのエッセイが良かったですか?

コロモーは「見知らぬ人が多すぎるⅠ」かな!

カフェの常連のことを勝手にナンバー2とかナンバー3とか名付けているのを見ると、

伊坂先生とコロモーでは見ている世界が全然違うんだなーって感じた次第なのだ!

都会だけど田舎、そんな仙台を象徴する話しとも言えますね。

そう!

独特な仙台市民・宮城県民特有の距離感(?)を感じられて親近感を覚えました!
この記事のまとめ
- 伊坂幸太郎先生のエッセイ
- 仙台はオマケ程度
- 短編も楽しめる!
- 伊坂ワールド全開!
- ※震災の話しもあるよ
- 心配性すぎる伊坂先生

大好きな伊坂幸太郎先生のエッセイ集「仙台ぐらし」についての感想は以上だ!

伊坂先生の作品が好きな方はもちろん!

ゆる~く読書したい方にもオススメの作品だよ~!

仙台はオマケ要素に近いですが、登場する人や猫がどこか仙台(宮城)っぽい。

宮城県民は必読ですね(笑)