
コロモーは”味のする小説”に出会ってしまった……!

ついに紙を食べ始めるようになりましたか……

そんなんじゃないよ~!

一穂ミチさんの『うたかたモザイク』!

どこか物語から感じる”味”がたまらない作品なんだ!

食べ物にまつわる作品なんですか?

のん、のん、のん!

甘い、苦い、辛い……

物語そのものの味わいを楽しむ作品だよ!

なんか新しい……!

ちょっと気になってきました!

そんな訳で今回は一穂ミチ先生の『うたかたモザイク』を紹介していくよー!
目次 CLOSE
sweet、spicy、bitter、salty、tasty。5つの味からなる17の短編集。些細な出来事から壮大な物語まで、その中で生まれる”感情”を静かに拾い集める。何かが変わるわけではない。でも、確かに心は揺れる。一穂ミチ先生の第171回直木賞受賞作。

早速ですが、この作品って”味”がテーマにあるんですよね?

そうだよ!

でも、タイトルは『うたかたモザイク』。

関連性が無いように感じるんです。

いきなりすごい着眼点だね!

意外とさ、味って曖昧じゃない……?

”甘い”の中にも色んな甘いがありますもんね。

そんな感じで、大雑把に「こんな方向性!」って味で示してくれてはいるけど……

読者それぞれの見方で甘くも苦くも感じれるのがこの作品の良さなんだ!

な、なるほど~!!!

そして、その味はsweet、spicy、bitter、salty、tastyの5種類!

そして合計17個の短編からなる短編集なのだ!

ボリューミーだけど、1つ1つの物語は短くて読みやすい……!

エビフライの大好きなタイプです!

味だけでも、物語の方向が分かりやすいのも良いですね。

そうなんだけど、そこからが面白い部分なんだよね~……!

なんと?!

味ごとに物語が分かれているけど……

同じ”味”の短編でも、味わい方がそれぞれ違う……!

それに「自分で読む」ってスパイスも加えると読み返すたびに別作品って感じだ!

なるほど……!

解釈の仕方次第で甘いが苦いになったり、逆も然りって訳ですね。

楽しみ方の一例として、先入観なしと先入観マシマシの2タイプで読んでみてほしい!

それと、なにより注目してほしいのが本の表紙だね!

目を惹くダイヤモンドですね。

モザイクと宝石の煌めきってなんか似てない……?

言われてみれば?

一穂ミチ先生のこの作品を通じてコロモーが思うのは、

日常のさり気ない一幕も、目を凝らしてみるとダイヤモンドみたいに煌めく物語になるってコトだと思うんだよね!!!

合ってるかどうか分かりませんが、良い考え方だと思います✨

どの作品も魅力的で心惹かれるけど、

切なかったりむず痒かったりもする……!

見る面が変われば煌めき方が変わる、まさにダイヤモンドのような作品だったコロモー!🍤

そう考えると、めちゃめちゃオシャレな作品ですね!

短編集の良さは、どこから読んでも楽しめるところだ!

という訳で、今回の『うたかたモザイク』でコロモーが特に心動いた作品を何個か紹介していくよ!

もちろんネタバレはしません😤

この作品についてはネタバレってより……

一穂ミチ先生の言葉選びとか感情表現とかの方が、実は大事だったりする……!

この作品でコロモーは、saltyの「神さまはそない優しない」って短編が一番好きだったね♥️

どんな物語なんですか?

主人公は不慮の事故で電車に轢かれて死んでしまうんだけど、

ネコに転生して妻に拾われる話しなんだ。

なんだか切ない😢

この短編はネコ(主人公)と妻を中心に、色んな人の”想い”を感じられるんだ!

どうしてネコ?妻の元に?前世の記憶がある?

そんなことを考えているうちに読み終えている、でも短編1作以上の満足感がある!

そんな作品コロモー!!!

この『うたかたモザイク』を象徴する短編かもしれませんね。

※もちろん人によって感じ方は違うと思いますが(一応)……!

続いてはbitterの「Still Love me?」って短編!

この短編は(良い意味で)度肝を抜かされたコロモーだ!🍤

どの辺りにですか?

正直この短編はネタバレの要素も大きい……

ここでは「帰省した従兄と車に乗ってる話し」って言っとくよ。

あらすじではあるのか……?!

2人の感情の揺れ方、この部分に注目して読んでほしい!

こちらもまた、この作品を象徴する短編だと思います!

3つ目はtastyで「ムーンライダー」!

3作品くらい紹介するくらいが丁度良いんじゃないかな?

ってところで最後の短編紹介だ!

こちらは文庫化で加筆された短編の1つですね。

簡単に「一人でジェットコースターに乗ったら止まってしまった話し」だ!

しかも隣は、同じく一人で乗ったであろうおじさん!

周りは大体ペアで乗ってる中、一人で乗った者同士で長時間拘束されている……

気まずい!!!

でも実は、主人公も隣のおじさんも悩みを抱えている!

一穂ミチ先生の言葉選びが光る短編だよ~!
この記事のまとめ
- ダイヤモンドのように煌めく短編
- 一穂ミチ先生の文章に脱帽!
- 感じ方は人それぞれ
- 味わいに自分でスパイスを足してみる
- 細かな感情を繊細に拾い上げる
- 直木賞受賞作!

ここまで一穂ミチ先生の『うたかたモザイク』を紹介したよ!

文庫版は336ページで17の短編が収録されています。

5分くらいでサクッと読める短編もあるので、気軽に読める作品です!

全部が全部ハッピーエンドじゃない、だけどバッドエンドでもない!

小さな変化に気付いて確かに変われる、そんな繊細な作品コロモー!

読書や一穂ミチ先生の1作目としていかがでしょうか。

