
うーん……

悩み事ですか?

そうなんだよ~!

コロモー、このままだと200歳まで生きられません……😢

……

元から頭がおかしいとは思っていましたが、

遂に来るところまで来ましたね、コロモー。

頭がおかしくなった訳じゃないコロモー……

というか、元から頭はまともだよ!!!

元気になって何よりです。

でも人間だもの、200歳なんて無理ですよ。

できないなんてことはないのさ!

(できないって落ち込んでたクセに……!)

また、本にでも影響されたんですか?

え、心読める……?

コロモーの情報源は10割本からじゃないですか。

蕎麦もびっくりですよ……

コロモーと十割蕎麦って同じ土俵に立ってるの……?

まぁいいや!!!

今日は2024年の本屋大賞「成瀬は天下を取りに行く」を紹介するよ~!

よ!十割コロモ!

あんまり嬉しくないヨイショ、やかましいコロモ。
タイトル | 『成瀬は天下を取りに行く』 |
著者 | 宮島未奈 |
出版者 | 新潮社 |
ページ数 | 単行本:208ページ 文庫版:288ページ |
発売日 | 単行本:2023年3月17日 文庫版:2025年6月25日 |
値段 | 単行本:1705円(税込) 文庫版:693円(税込) |
商品ページ | 単行本 – Amazon文庫版 – Amazon |
幼馴染である島崎みゆきは成瀬あかりの人生物語を見届けたい。予想外の行動ばかりする成瀬に、島崎や周りの人は振り回されてばかり。あるとき、島崎は成瀬とM1グランプリに出ることになるのだが…… 滋賀県の膳所を舞台に、奇想天外な成瀬あかりの物語は幕を開ける!

この作品は成瀬の物語を周りから見守る感じで描かれてる!

まさにタイトルの如く、成瀬が天下を取るまでのストーリーなのだ!

中学生2人から始まる青春小説ですね。

短編を重ね、徐々に2人の年齢も増えていく感じ……

勝手に親のような気持ちで読んでしまいました……(笑)

成瀬は語り切れないくらい色んな魅力があるんだ……!

読み終わったときにはきっとみんな成瀬を好きになっている!!!🥰

まずはやっぱり成瀬について語っていこう!

この物語の中心ですからね。

成瀬は勉強も運動も優等生!

でも少し変わってて、中学生の今はクラスから浮いちゃってるらしい……

不思議な子+自分1人で何でもできてしまう……

小中学生の多感な時期だからこそ、浮いてしまいそうな性格ですね。

でも成瀬はマイペースで動じない!

忽然とした態度で臨む学生時代……

今思い返すと、エビフライもそうやって過ごしたかった人生でした……😭

周りを気にしない芯の強さがコロモーの推しポイントでもあるよ!

コロモーの推しだったんですね……

この小説は成瀬の奇想天外な発想を応援する物語なんだけど、

成瀬はあんまり冗談を言わない性格。

一見冗談っぽく聞こえる発言でも、実は真面目に取り組んでいたりするのが成瀬!

行動力の高さも成瀬の魅力の1つだと思います!

シャボン玉を極めたり、
地元デパートの閉店に合わせて通い詰めたり、
幼馴染とM1グランプリに出たり……

こんな友達がいたら最高に楽しいだろうなぁ……

を体現している存在なのだ!

成瀬の奇想天外な行動に度々振り回されるのが幼馴染の島崎。

でも、成瀬と過ごす時間が増えていくのと一緒に、

島崎の人生にも少しづつ青春の色が付いてくるのだ!!!

島崎は成瀬の補佐役に加え、副主人公みたいな感じですが……

成瀬と一緒に成長する様子はまさに青春小説の醍醐味と言えますね!

その成長過程もまた、親のような目線になっちゃう原因だよね……!

成瀬がいるからこそ島崎が輝く、
島崎がいるからこそ成瀬が輝く。

2人でM1グランプリに出るシーンでは顕著ですが特に顕著ですが、

お互いがお互いの良さを引き出せる関係性も見えて、一種の憧れすらあります(笑)

まさに親友って呼べる存在だね!

お互いを信じて認め合う関係は最高に青春してるコロモー!!!♥️

この2人以外でも、

テレビ局や他校の人間を巻き込んだりしちゃうのも、青春ならではって感じがして良いですよね~!

学生コロモーにオススメしたいのはもちろんだけど!

青春を思い出したい大人たちにも読んでほしい作品だ~!!!

成瀬だけじゃない!

この作品のもう1つの魅力は「地域密着型」ってことにある!

舞台は滋賀県・膳所でしたね。

事あるごとに滋賀県や膳所に基づいたところがあるんだよね……!

宮城県出身で滋賀県には1回も行ったことのないコロモーでも、

まるで地元かのような雰囲気を味わうことができるんだ!!!

最初の短編「ありがとう西武大津店」からローカル感が溢れていました。

本の面白さだけでなく、観光に行きたい気持ちにさせてくれるのも新鮮でしたね。

1つ悔しいことがあって……

滋賀県、ないしは膳所に住んでいたら……

きっと、もっと面白く読めたのに~!!!

ってことなんだ……!

もちろんそれはそうでしょうけど……

そんな生まれまで拘りだしたら、幸せには程遠いですよ(笑)

パンチライン過ぎるぜ……😢

どの短編についても言えるんだけど、

笑えるけど、しっかり心も温まるんだよね!

分かります!

奇想天外な成瀬に振り回されつつも、最後は心温まる終わり方。

起承転結もしっかりしてて良いですよね。

成瀬ももちろん好き!

でも、同じくらい幼馴染の島崎も好きになったり……

キャラクター全員に愛着が湧くことも関係ありそう!

確かにそうですね。

コロモーの推しが成瀬だとするなら、私は断然島崎のファンですね……!

成瀬の変な行動が目立つからこそ、

周りの登場キャラの心情や常識も際立って見えるんだよね……!

結局は成瀬の物語に行き着くんですね。

そう!だけど!

本当に成瀬と周りの登場人物とのバランスが素晴らしいからこそ……!

このバランスの良さがオモシロ→心温まるまでをスムーズにしてるのだ!

とコロモーは分析します!

間違いないと思います。

一見どう着地するのか予想できない展開でも、安心できるのはこのバランスあってこそですね。
この記事のまとめ
- 成瀬を絶対好きになる!
- 面白いけど心温まる
- 奇想天外な主人公
- 幼馴染の島崎も好き!
- 滋賀県・膳所が舞台のローカル感
- いずれ天下を取りそう

ここまで「成瀬は天下を取りにいく」の読んでみた感想でした!

何回成瀬と呼んだのか、数えきれません……!

読書感想文には持ってこいの、面白くハートフルな作品だと思います。

2024年本屋大賞にノミネートされたのも納得のいく作品でしたね。

みんなもきっと成瀬を好きになる!!!